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数学科(大学3年次解析系科目

ここでのナンバリングは東京大学での講義と無関係である。(順番ではなかったはずし、教科書が出ていないので、忘れた。)でも確かこの3科目を学んだはず。

  • 解析学I

    ルベーグ式積分論、測度諭を学ぶ。ここで、リーマン積分と決別する。また、積分と確率は同じもので、測度という概念に昇華されることを知る。

    1. - 伊藤清三 ルベーグ積分入門 裳華房

      定評ある教科書。直積測度の構成の重要な問が答が間違っているので注意。

    2. - 谷島賢二 ルベーグ積分と関数解析 朝倉書店

      我々の代の講義ノート。谷島教授は我々の代が最後で、学習院大学に移られた。TAは澤野さん(現中央大学教授)だった。試験を受けて可が3人、他はみんな不可という難関だった。私は当然不可。

      伊藤清三 ルベーグ積分入門 裳華房谷島賢二 ルベーグ積分と関数解析 朝倉書店
  • 解析学II

    実解析(フーリエ解析と超関数distribution論)を学ぶ。工学部では大学2年程度で学ぶフーリエ解析だが数学科の正統的なカリキュラムではルベーグ積分の後に学ぶ。私は新井仁之先生に学んだ。次の教科書の通り、明晰な講義だった。

    1. - 新井仁之 新・フーリエ解析と関数解析学 培風館

      分かりやすい。私はこの本で学んだ

    2. - Lieb and Loss, Analysis, GSM14(American Mathematical Society)

      良さげ。有名な応用数学者。

      新井仁之 新・フーリエ解析と関数解析学 培風館Lieb and Loss, Analysis, GSM14(American Mathematical Society)
  • 解析学III

    偏微分方程式論を学ぶ。変数が2個以上の微分方程式である。

    1. - 柏原正樹/河合隆裕/木村達雄 代数解析学の基礎 紀伊国屋数学叢書

      1冊目がこれか?という感じだが、これです。

    2. - 堤誉志雄 偏微分方程式論

      北大修士で小澤徹先生のセミナーで後半を読んだ。思いやりにあふれた教科書。予備知識不要でかなり最先端の話題に触れられる。

    3. - 田中和永 変分問題入門(非線形問題2) 岩波書店

      私の大学院時代のテーマそのものの本。ちゃんと全部読んでいないが、分かりやすそう。

    4. - 溝畑茂 偏微分方程式論 岩波書店

      伝統的な教科書。

    5. - 熊ノ郷準 偏微分方程式論 共立出版

      読んでいない。よさそう。

    6. - 伊藤清三 偏微分方程式 培風館

      東京海洋大学の図書館の廃棄本。熱方程式から書いていてよさそう。

    7. - 小澤徹 数理物理学としての微分方程式序論 サイエンス社

      師匠の本。いつか読みたい。大学院で放置だったことを感謝してもしきれない。学位を出してくださったことを感謝してもしきれない。

    8. - Evans, Partial Differential Equations GSM19(American Mathematical Society)

      有名な本。分厚いが丁寧。

      柏原正樹/河合隆裕/木村達雄 代数解析学の基礎 紀伊国屋数学叢書堤誉志雄 偏微分方程式論田中和永 変分問題入門(非線形問題2) 岩波書店溝畑茂 偏微分方程式論 岩波書店熊ノ郷準 偏微分方程式論 共立出版伊藤清三 偏微分方程式 培風館小澤徹 数理物理学としての微分方程式序論 サイエンス社Evans, Partial Differential Equations GSM19(American Mathematical Society)