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哲学科

— 日本人ほど宗教に無知な国民はいない。誤解されているが、日本人は非常に宗教的な民族である。
人類の思想と歴史を理解するのに、宗教のことは避けて通れない。
この講座では様々な宗教の経典を批判的に読んでいく。

  • 哲学演習 I

    プラトンの「ソクラテスの弁明」を講読する。古典語中級(ギリシア語)を参照。

  • 哲学演習 II

    カントの「純粋理性の限界内における宗教」を講読する。

  • 西洋哲学史

    西洋哲学史について概観する。

    1. - 哲学原典資料集(東大出版)

    2. - 西洋哲学史(ラッセル著)

    1. 哲学概論

      西田幾多郎の講義録、あるいは「善の研究」あるいは木田元「わたしの哲学入門」を読む。

      1. - 西田幾多郎の講義録

      2. - 善の研究

      3. - 木田元「わたしの哲学入門」

      1. 高校倫理

        まったく初めての方のために、高校レベルの倫理を概観する。

      2. 社会哲学

        ショアーを見る。アイヒマン裁判について学ぶ。

      3. 神学・宗教学

        日本人ほど宗教に無知な国民はいない。誤解されているが、日本人は非常に宗教的な民族である。「無宗教だ」と宣言してはばからないにもかかわらず、無条件に「金は大事だ」などの「信仰」を持っている。多くの 日本人は金に信仰があるので、一万円札を破ると怒る。キリスト教の初歩を学ぶと、聖書に「カエサルのもの はカエサルに」と書いてある。また「資格信仰」もある。西洋のプロテスタント運動は、広くとらえると「資 格信仰」からの脱皮である。日本の伝統的な宗教とされている神道は、いわゆる伝統的なアニミズムが残っているに過ぎない上、第二次大戦の国家神道の批判にも耐えなければならない。またキリスト教は世界中でたくさんの人を殺しまくってきた。この批判に耐えなければならない。人類の思想と歴史を理解するのに、宗教のことは避けて通れない。様々な宗教の経典を批判的に読んでいく。哲学演習 II も履修すること。

        1. - 聖書

        2. - コーラン

        3. - 漢訳仏典

        4. - 古事記・日本書紀

        5. - 歎異抄

        6. - 立正安国論

        7. - 人間革命

        8. - 資本論

        9. - 共産党宣言